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ANTHOLOGY

スナップは時代の目撃行為だ。

冬のソウル、忠武路。

韓国 韓国-ソウル

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'08年、冬のソウルへ初めて行った。

ソウルの北緯は日本で言えば新潟位、東京で生まれ育った私には初めての寒さ。
気温は日中で-7℃位だから、日が傾けば二桁のマイナスになる。

この旅でソウルの季節は全部体験した事になる。

何故、こんなにもソウルへ行っていたのか、今の自分でも不思議に思う。
わざわざ厳しい季節の中に飛び込むなんて、私もほとほと物好きな性格だと思ってる。

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ソウルは良く「近くて遠い国」なんて表現さるが、本当にその通りだと思ってる。
自分の人生の中でソウル、韓国を意識したのなんて子供の頃にあった「金大中事件」位ではないだろうか?
幼い自分にとって外国とは欧米諸国とアフリカ、そして中国位だった。
その時見る韓国内の映像に、「外国に日本人が居る」なんて思った。

'08年当時は韓国ドラマなどで、もっとも日本との距離が近かったに違いない。

インターネットも普及した時代の中で、日韓の交流を目的としたサイトも数多くあり。
掲示板でお互いの情報交換をする世の中だった。

この時はソウル市内を巡る循環バスを使いながら観光をしてた。
この循環バスは確か一時間置きに運航されてて、一日だけ有効の乗車券で乗り放題だった記憶がある。

この時はソウルの中にある、韓国の昔ながらの建物を保存だか復元だかをしたテーマパークの帰り忠武路のバス停でバスを待ってた。
一向に来ないバスを待つのを辞めて、程近い明洞へ向かう所。

なんとなく道路脇に立つ警官にカメラを向けた。

その時は特に意識の無い中、なんとしにシャッターを切った。

今見返して見れば、この寒さの中路上を彷徨った時間を。
今の怠惰な自分と、貪欲にスナップをし続けた自分を。
「若さ」だけでは測れない程の、スナップに対する思い。

贅肉が増え続ける中で、それに比例して増えてゆく機材。

私はもう一度、冬のソウルでスナップが出来るのだろうか?

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